NewTek Tricasterについての覚え書きなど
Tricasterの素晴らしいところは、複雑なM/Eが容易に組み込めるだけでなく、ネットワーク経由での外部ソースとの連携にあるとも言える。
わりと最近のモデルでは、入力ソース(SDI)が少ないものもあるが、ここをスタジオ・カメラ・ソース専用と考え、それ以外のメディア(PC、Mac、外部プレイヤー)をネットワーク接続することにより、入力端子の少なさは問題でなくなる。また、このことによる利点としては、1〜2フレーム程度のディレイ(遅延)があったとしても、全てのメディア・ソースをネットワーク経由で送受信することにより、ある程度揃えられることになる(とは言え、10G Hubの速度や、接続先のパソコン・スペックにもよる)。
個人的におすすめなのは、OBSとの連携です。
私は、OBSのことを無料の配信ソフトという立ち位置ではなく、どんな複雑なM/Eでも容易に組み込めたり、それらの無限大のM/Eをシーン・チェンジできると言った、無限大のM/Eシステムとしてとらえています。URLでのブラウジング画面や、アプリのウインドウ、PSDデータの表示(Photoshopで上書き保存すればすぐに反映される)など、至れり尽せりで、普段使っているResolumeをサイフォンで取り込みもできるという、まさに至れり尽せりの機能が満載。例え有料でも使いますので、MIDI対応と、音声系の安定度は増して欲しい…。
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◆参考URL
・OBS
https://obsproject.com/ja
・NDI経由で受信した映像をOBSで配信する(Mac編)
https://qiita.com/yskmjp/items/ec74fa53053135bc3e5f
・Palakis/obs-ndi ※OBSをNDI経由で読み込むのに必要
https://github.com/Palakis/obs-ndi/releases
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◆トライキャスターの設定
作り込み(明確化する為に下記設定で作る癖をつけておくと良い)
・アサイン:All Black アサイン M/E(右側)もBlackアサイン
・デュレーション:トランジションのアイコンをダブルクリックして階層に入る
・ソース画面にDDRのTimeCodeを表示できる(残り時間のカウントダウンに便利)
(例:Input DDR1、Input DDR1 Timecodeにチェック)
●注意:
・Cドライブ(起動ドライブ)には素材を入れず、外部ディスクに素材を入れる
プロジェクト・フォルダの各素材フォルダに入れるということ
・コーデック:Speed HQ で書き出す ※アルファ透過ファイルもok
以前のブログ記事参照
TRICASTER(トライキャスター)へ取り込む動画の素材形式について
https://tashima9.blogspot.com/2018/11/tricaster.html
・Proresファイルは読み込めない(Triは、win機なので)
・アスペクト比: 9:16 など読み込めない
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◆ME
・ME フォルダも作れる
・素材 フォルダも作れる
・ME Import/Export 可能 クリック操作でも同様
・ABCD 順で、Dが一番下の階層
・KEY 1234 順で、4が一番上の階層
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◆オーディオ
・トライからの音声は、基本的にAUX1出力
・使用しないものは、フェーダー0 MUTE
・素材の音量を事前に揃えておく
・全ch、フォロー・オーディオを設定
・ゲーム・ソースは、 -20dbに設定
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◆外部機器との接続
●NDI
接続する各パソコンに、下記をDLしてインストールしておく
・NewTek NDI Scan Converter ver.1.1(6)
・NewTek NDI Video Monitor ver.3.1(25)
File / ※Computer Name / OBS
File / TRAINER / ※トライからの任意の映像ソースをモニタリングすることができる
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●マクロ
・操作の動作を記録(尺指定も可能)
●コンプ
・XY軸の移動など、キーボードのショートカットにアサインして操作
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