2019年11月24日日曜日

Roland VR-4HDのシステムプログラムを、1.530 → 2.000 にアップデート



 

機材メンテナンス。

Roland VR-4HDのシステムプログラムを、1.530 → 2.000 にアップデート。

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■更新内容

[ Ver.2.000 ] 2019/08

機能追加

PinP の子画面の形状 ( SHAPE, ASPECT ) を変更できる機能を追加しました。
PinP の「子画面の切り抜き」と「子画面内の映像位置調整」を行う機能を追加しました。
SPLIT CENTER 区切り位置を自由に調整できる機能を追加しました。
VIDEO FOLLOWS AUDIO 機能を追加しました。
マイク入力の音量によって、映像のチャンネルを自動的に切り替えることができます。
BEAT SYNC SWITCHING 機能を追加しました。
入力した音楽のビートに合わせて、映像のチャンネルを自動的に切り替えることができます。
オート・スキャンの表示順序をランダムにできる機能を追加しました。
AUTO SCAN TIME をチャンネルごとに設定できる機能を追加しました。
パネルロック機能に、操作子ごとにロック設定ができる機能を追加しました。
USER ボタンに割り当てられる機能に「 INPUT CAPTURE 」を追加しました。

・機能改善

HDMI 出力信号にオーディオの CH 情報を明示的に記述するようにしました。
不具合修正
クロマ・キー使用時、KEY LEVELを「 0 」に設定しても僅かに背景の映像が透ける不具合を修正しました。

その他、軽微な不具合を修正しました。

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と、このようになっている。

余談、アップデート手順の書き方について

・アップデート手順

  1. VR-4HD RCS を、Windows PC または Mac にインストールします。
  2. VR-4HD と Windows PC または Mac を USB ケーブルで接続します。
  3. [ SYSTEM SETUP ] ボタンと [ OUTPUT ] ボタンを押しながら、VR-4HD の電源を入れます。
  4. VR-4HD RCS を起動します。
  5. VR-4HD RCS の左上にある [ UPDATE ] ボタンをクリックします。
  6. [ Open Bin File ] ボタンをクリックして、vr4hd_sys_v2000 フォルダ内にある vr4hd_ver2000.bin を選択します。
  7. [ Start Update ] ボタンをクリックします。※アップデートには、Windows の場合は 4 分程度、macOS の場合は 6 分程度を要します。
  8. "Update Completed" と表示されたらアップデート完了です。
  9. VR-4HD RCS を終了します。
  10. [ POWER ] ボタンで電源を入れ直してください。


※項目3の、[ SYSTEM SETUP ] ボタンと [ OUTPUT ] ボタンを押しながら、VR-4HD の電源を入れます。

 ここで書かれている2つのボタンを離すタイミングがどこにも書かれていないので、項目10までボタンを押しっぱなしにしてしまう人が続出している気がするので、あまり親切ではないなと。
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で、V1同様、PinPの自由度が広がった。約1年振りのアップデートだが、個人的にはレタボで良いからプレビューモニタを切らずに表示して欲しいなどと思う。


ついでに、Video capture for VR も2.2にアップデートした。
こちら、いつの間にか、ProRes 422/PCMでの収録が出来るようになっていた。今度、試してみよう。

2019年11月14日木曜日

Roland PR-801HD / PR-80 パソコンで作った素材の取り込みについて

PR-810HD は、基本操作など、PR-80と同様なので、元々の操作性の良さや明快なインターフェースなどで、誰にでもすぐに使えると思う。

大きな違いと言えば、PR-80(SD)、PR-810HD(HD)ですが、他にも、パソコンで作った素材の対応種類が大きく増えたことがありがたい。

これは、PR-80ユーザーであればわかると思うが、以前は、DVストリーム・ファイルといったいわゆるminiDVテープの映像素材にしか対応しておらず、コーデックや設定を正しく書き出しているつもりなはずでも、なぜか読み込めないといった問題があったり、Macユーザーは、iEEE1394経由で取り込んで、イン点アウト点をPR側で設定するなどといった非常にアナログライクなやり方をしている現場を多くみていたから、この多種類のファイルの読み込みは本当にありがたい。

以下、比較






PR-810HD


素材の種類ファイル・コンテナコーデックなど音声

動画
AVI(.avi)
QuickTime(.mov)
Apple ProRes 422(HQ)
MPEG-2 TS(.m2t)
MPEG-4(.mp4)

静止画
Windows Bitmap(.bmp)
PNG(.png) 
JPEG(.jpg)

音声
Wave(.wav) -
リニアPCM、16 または24 ビット、48kHz、8ch まで





PR-80

メモリー・カードのフォーマット
 FAT16 もしくはFAT32 フォーマット
ファイルのフォーマット
 動画: DV ストリーム・ファイル
 静止画:JPEG ファイル
データのフォーマット(CODEC)
 動画: DV、NTSC、48kHz 16bit PCM Audio
 静止画:JPEG(横:縦= 4:3 の比率のもの)

2019年11月12日火曜日

Roland V-800HD システム・プログラム Ver.1.60 (2019/11/01)


V-800HDのシステム・プログラムが、約1年ぶりに更新されました。
現行機のMkIIでもなく、対応してくれるところがありがたいです。

気になるところは、DVI-D/HDMIの白飛びの不具合ですね。
機種や素材出しのシステムごとの違いと思いがちで、個人ではなかなか気づきにくい問題です。

V-800HDは全chにスケーラーがあったり、インターレースも気にせず60p/i入出力できることや、 なんと言っても、あのドッシリとした安心感と昨日を考えれば筐体も小さく、手運びできるサイズ感なのがありがたい。

とは言え、M/Eの少なさ(基本的にPinPが1とDSK)と、アルファ素材もエクスターナルキーを使ってのキー抜きといったところで、ATEMやパソコン・ソフトでの利便性に負けてしまうのがもどかしい。

安定度 vs 利便性

まだまだ現役で十分に活躍できる機材ですので、案件内容や、入力ソースによって使い分けて行きましょう。

追記:
V800-HDは、内部処理 4:4:4(Y/Pb/Pr、RGB)、10bit の圧倒的高画質!
V1HDなどは、映像処理4:2:2(Y/Pb/Pr)、8bit

■ V-800HD システム・プログラム Ver.1.60 (2019/11/01)

【不具合修正】

・Output Fade モードを「 Output Freeze 」に設定して再起動すると、静止画が正しく読み込まれずに起動する不具合を修正しました。
・DVI-D/HDMI 入力の色が白飛びすることがある不具合を修正しました。

https://proav.roland.com/jp/support/by_product/v-800hd/updates_drivers/7756062d-0373-41be-8ddb-97a072b0143f/

以下、アーカイブ

■更新内容

[ Ver.1.60 ] 2019/11
不具合修正
  • Output Fade モードを「 Output Freeze 」に設定して再起動すると、静止画が正しく読み込まれずに起動する不具合を修正しました。
  • DVI-D/HDMI 入力の色が白飛びすることがある不具合を修正しました。

[ Ver.1.59 ] 2018/09
不具合修正
  • Wipe Pattern Direction を Reverse に設定した場合、T-BAR を途中で止めた状態で PGM/PST の CH を変更した時、正しく CH 切替が行われない不具合を修正しました。
  • T-BAR を途中で止めた状態で Wipe Pattern を変更した時、即座に変更が反映されない不具合を修正しました。

[ Ver.1.58 ] 2018/03
不具合修正
  • HDMI OUT 端子 (MULTI-VIEW) に接続した一部のモニターで、映像が映らないことがある不具合を修正しました。
  • マルチ・ビューのラベルが正しく表示されないことがある不具合を修正しました。

[ Ver.1.57 ] 2017/03
不具合修正
  • DVI ケーブルの抜き差しを繰り返すと、ごくまれに DVI 入力映像の色がおかしくなる不具合を修正しました。


[ Ver.1.56 ] 2016/08
不具合修正
  • SDI 入力のプロセスを見直し、まれに SDI 入力できないことがある不具合を修正しました。


[ Ver.1.55 ] 2016/04
不具合修正
  • ごくまれに SDI 入力ができない不具合を修正しました。
  • RGB 入力のフォーマット認識を向上し、1366 x 768 / 60Hz を 1280 x 768 / 60Hz と誤判定する不具合を修正しました。

[ Ver.1.52 ]
  • 内部処理を改善しました。
    ※ 製品仕様に影響する変更はございません。

[ Ver.1.51 ]
不具合修正
  • コンポジットアウトの映像が乱れることがある不具合を修正しました。
  • 電源を OFF にすると、MEMORY ボタンに保存した設定が消えることがある不具合を修正しました。
  • メイン出力およびアナログ出力の出力フォーマットを切り替えるときに、まれにレインボー状のノイズが発生する症状を修正しました。
  • Thunderbolt 搭載 MacBook Pro とアナログ RGB で接続した場合に、V-800HD の OUTPUT およびプレビューの出力映像の色がおかしくなる不具合を修正しました。
  • Output Freeze を有効にして、内部メモリーの 1 番に割り当てた出力がピンク色になる不具合を修正しました。

[ Ver.1.50 ]
機能改善/機能追加

※ 詳しくは、「 V-800HD 取扱説明書」の「バージョン 1.50 追加機能」および「 V-800HD リファレンス・マニュアル」をご覧ください。


  • 3G-SDI Level B に対応
    3G-SDI の Level B マッピング( 1080p 50Hz, 1080p 59.94Hz )に対応しました。
  • 入力映像同期
    SDI 入力信号をリファレンスとして V-800HD が同期動作することができます。
  • フィールド同期処理
    インターレースの入出力において、フィールドを一致させることができます。
  • AB スイッチング
    A / B スイッチング方式で操作することができます。
  • 入力映像 AUX 出力
    入力 CH の映像を AUX バスに送ることができます。
  • 読み込みパラメータ選択
    MEMORY ボタン操作によって読み出すパラメータを選択できます。
  • 自動記録
    現在の機器の状態を自動でメモリー 1-1 に書き込みます。次回起動時にメモリ 1-1 の内容が読み込まれ機器の状態が再現されます。
  • 出力の色調節幅の拡大
    出力の色調節幅が拡大しました。
  • クロマキー HUE 微調節機能追加
    従来、キー色は青または緑固定でしたが、色の微調節が可能になりました。
  • HDCP 非対応マルチ・ビュー・モニター対応
    マルチ・ビュー・モニターに HDCP 非対応のモニタが接続可能です。
  • バージョン表示
    System メニューでV-800HD のバージョンが確認できます。

[ Ver.1.02 ]
不具合修正
  • DVI 入力の色空間の検出方法に誤りがあった不具合を修正しました。
機能改善
  • インターレース映像の入力に対して、デインターレース処理の改善により、画質を向上しました。
  • マルチ・ビュー・モニターへの出力が DVI-D に対応しました。
    詳しくは、「マルチ・ビュー・モニターへの出力フォーマット選択」( V-800HD_ver102_add_j01.pdf )をご覧ください。

Roland V-800HD ファームウェアのバージョンアップ方法


アップデート
●アップデート用 USB メモリーの作成
  1. アップデート用のファイルV-800HD.PRGを USB メモリーのルートディレクトリ(開いてすぐの階層)にコピーしてください。

●アップデート方法
  1. USB メモリーを V-800HD に挿し、パネルの [ PinP1 ] ボタン、[ PinP4 ] ボタン、[ EXIT ] ボタンを押しながら電源を入れます。
  2. 7 セグメント LED に「 Upd 」と表示されたら、ボタンから手を離します。
  3. 7 セグメント LED の「 . (ドット) 」の点滅が終了した後に、[ ENTER ] ボタンを押すとアップデートを開始します。
  4. 7 セグメント LED の表示に「 OK 」と出たらアップデート完了です。
  5. 電源を切り、USB メモリーを V-800HD から取り外します。
  6. V-800HD の HDMI OUT 端子に HDCP 対応モニター・ディスプレイを接続します。
    ※接続するモニターは、HDCP 対応のものをお使いください。HDCP 非対応モニターではメニューが表示されません。
  7. STORE ] ボタンを押しながら再度電源を入れます。
    V-800HD の 7 セグメント LED に「 ddC 」と表示されて、DDC 書き込みモードに入ります。
    モニター・ディスプレイには、メニューが表示されます。
  8. メニュー下部に「 Push [Enter] to Start WRITING 」と表示されたら、[ Enter ] を押して DDC 書き込みを開始します。
  9. メニュー下部に「 WRITE COMPLETE 」の表示が出たら書き込み完了です。
    V-800HD の電源を切ります。
    ※ DDC の書き込みには 40 秒程度を要します。
  10. OUTPUT FADE ON ] ボタンを押しながら電源を入れます。
  11. 7 セグメント LED に表示されるバージョンを確認します。
  12. 電源を切って、アップデートを完了します。

アップデートにおける注意点
  • アップデート作業中に電源が切れるなどの事故が起こった場合は、本体が起動できなくなる場合があります。この場合、修理が必要となりますので、ローランドお客様相談センター 修理担当窓口までご相談ください。
  • システム・プログラムの入手ができないお客様やダウンロードがうまくできなかった場合には、アップデート作業を承ります。お求めの販売店、または ローランドお客様相談センター 修理担当窓口までご相談ください。
  • このシステム・プログラムに関するアップデートの操作手順などのお問合せには お答えできません。あらかじめご容赦ください。ここに書かれている情報を元に、 自己責任において作業をお願いします。

アップデートに必要なもの
  • V-800HD 本体
  • HDCP 対応モニター・ディスプレイ
  • USB メモリー( M-UF1G / M-UF2G )
    あらかじめ、コンピューターを使って FAT32 形式でフォーマットしておいてください。

バージョンの確認方法
~ダウンロードをする前に、V-800HD のシステム・ファームウェアのバージョンをチェックしてください。~
  1. OUTPUT FADE ]を押しながら電源を入れます。
    ※ OUTPUT FADE はバージョンが 7 セグメント LED に表示されるまで押し続けてください。
  2. 7 セグメント LED に表示されるバージョン番号を確認します。
  3. V-800HD の電源を切ります。
※ 最新バージョンになっていた場合、アップデートの必要はありません。

ベクトルの視線について

世の中の認識や見方やベクトルの視線について、ふと考えてみた。 まず、Adobe IllustratorとPhotoshopの描画方式の違いを用いてイメージを行う。 拡大して、鋭角なままなのかボヤけて抽象的になるのかの違いは大きい。 ベクトルの有無にによる見方や認識の違いとも言える...