現場で用意された機材が 01v96 という事はよくあります。
OMNIOUT(AUX出力)のPRE / POSTを変更する方法
■ケース1:(やりたいこと)
OMINI OUTから、フロアの返しモニタに出演者以外の音(VTR,BGM,GAMEなど)を返したいが、マスターフェーダーのレベルに依存しないAUXへのSEND量に依存させたい
●入出力の設定
・各入力chは適宜ゲイン調整(コンデンサーマイク使用時は、PHANTOM忘れず)
・STEREO OUT +4db(XLR)は、メインの配信機材などに送る(エンベの機材含む)
・MONITOR OUT(技術卓への返し。声だけ返す場合は、別経路)
・OMNI OUT(1)からは、出演者の声以外(BGM、VTR、SE、GAMEなど)を返す
●備考
ここで注意したいのが、01v96(96i含む)は工場出荷時の状態だと、AUX OUT がPOSTフェーダーになっていること。
よって、メインのフェーダーが上がっていなければ、AUXには送られないので、OMNI OUTの音も鳴りません。
●設定方法
・OUT PATCHを確認(工場出荷時では、OMNI OUT1〜4には、AUX1〜4が設定されている)
・リアパネルの「OMNI OUT(1)」にスピーカーを接続する
(※画像では、ケーブルが挿入されていませんが、実際はケーブルを挿してください)
・「FADER MODE」の「AUX 1」ボタンを押す
・OMNI OUT(1)から出力したいチャンネルの音量レベルフェーダーを任意の値まで上げる(上げすぎないように注意)
・「PAN/ROUTHING」ボタンを押すと、全ch「POST」になっているのがわかる
・GLOBALの「POST」にカーソルを合わせてダイヤルを回し、「PRE」に変更する
●OMNI OUTにエフェクトをかけたい場合(タイトルコールなど)の設定
・「EFFECT」ボタンを押す
工場出荷時の設定では、AUX1〜4が、STI 1〜4にルーティングされている。
・「FADER MODE」の「AUX 1」ボタンを押す
・「ST IN 1/3」ボタンの「ON」が点灯していることを確認する。
非点灯の場合、「ON」ボタンを押して点灯状態にする
・「ST IN 1/3」のツマミを回して、エフェクトへのSEND量を調整する
(目安として、ひとまず半分くらい)
・「PAN/ROUTHING」画面上部の、「ST I」のツマミが上がっていることを確認
OMNI OUT用のミキサーの準備
個人的には、OMNI OUTの先に小型ミキサーを置いて、そこからフロアへのパラアウト、送り量などの調整を行っている。この方法なら、AUXのフェーダーを上げっぱなしにすることがきるからだ。こうすることにより、OMNI OUTへの全体の送り量を別途用意した小型ミキサーで調整するだけとなる。
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