2019年11月12日火曜日

Roland V-800HD システム・プログラム Ver.1.60 (2019/11/01)


V-800HDのシステム・プログラムが、約1年ぶりに更新されました。
現行機のMkIIでもなく、対応してくれるところがありがたいです。

気になるところは、DVI-D/HDMIの白飛びの不具合ですね。
機種や素材出しのシステムごとの違いと思いがちで、個人ではなかなか気づきにくい問題です。

V-800HDは全chにスケーラーがあったり、インターレースも気にせず60p/i入出力できることや、 なんと言っても、あのドッシリとした安心感と昨日を考えれば筐体も小さく、手運びできるサイズ感なのがありがたい。

とは言え、M/Eの少なさ(基本的にPinPが1とDSK)と、アルファ素材もエクスターナルキーを使ってのキー抜きといったところで、ATEMやパソコン・ソフトでの利便性に負けてしまうのがもどかしい。

安定度 vs 利便性

まだまだ現役で十分に活躍できる機材ですので、案件内容や、入力ソースによって使い分けて行きましょう。

追記:
V800-HDは、内部処理 4:4:4(Y/Pb/Pr、RGB)、10bit の圧倒的高画質!
V1HDなどは、映像処理4:2:2(Y/Pb/Pr)、8bit

■ V-800HD システム・プログラム Ver.1.60 (2019/11/01)

【不具合修正】

・Output Fade モードを「 Output Freeze 」に設定して再起動すると、静止画が正しく読み込まれずに起動する不具合を修正しました。
・DVI-D/HDMI 入力の色が白飛びすることがある不具合を修正しました。

https://proav.roland.com/jp/support/by_product/v-800hd/updates_drivers/7756062d-0373-41be-8ddb-97a072b0143f/

以下、アーカイブ

■更新内容

[ Ver.1.60 ] 2019/11
不具合修正
  • Output Fade モードを「 Output Freeze 」に設定して再起動すると、静止画が正しく読み込まれずに起動する不具合を修正しました。
  • DVI-D/HDMI 入力の色が白飛びすることがある不具合を修正しました。

[ Ver.1.59 ] 2018/09
不具合修正
  • Wipe Pattern Direction を Reverse に設定した場合、T-BAR を途中で止めた状態で PGM/PST の CH を変更した時、正しく CH 切替が行われない不具合を修正しました。
  • T-BAR を途中で止めた状態で Wipe Pattern を変更した時、即座に変更が反映されない不具合を修正しました。

[ Ver.1.58 ] 2018/03
不具合修正
  • HDMI OUT 端子 (MULTI-VIEW) に接続した一部のモニターで、映像が映らないことがある不具合を修正しました。
  • マルチ・ビューのラベルが正しく表示されないことがある不具合を修正しました。

[ Ver.1.57 ] 2017/03
不具合修正
  • DVI ケーブルの抜き差しを繰り返すと、ごくまれに DVI 入力映像の色がおかしくなる不具合を修正しました。


[ Ver.1.56 ] 2016/08
不具合修正
  • SDI 入力のプロセスを見直し、まれに SDI 入力できないことがある不具合を修正しました。


[ Ver.1.55 ] 2016/04
不具合修正
  • ごくまれに SDI 入力ができない不具合を修正しました。
  • RGB 入力のフォーマット認識を向上し、1366 x 768 / 60Hz を 1280 x 768 / 60Hz と誤判定する不具合を修正しました。

[ Ver.1.52 ]
  • 内部処理を改善しました。
    ※ 製品仕様に影響する変更はございません。

[ Ver.1.51 ]
不具合修正
  • コンポジットアウトの映像が乱れることがある不具合を修正しました。
  • 電源を OFF にすると、MEMORY ボタンに保存した設定が消えることがある不具合を修正しました。
  • メイン出力およびアナログ出力の出力フォーマットを切り替えるときに、まれにレインボー状のノイズが発生する症状を修正しました。
  • Thunderbolt 搭載 MacBook Pro とアナログ RGB で接続した場合に、V-800HD の OUTPUT およびプレビューの出力映像の色がおかしくなる不具合を修正しました。
  • Output Freeze を有効にして、内部メモリーの 1 番に割り当てた出力がピンク色になる不具合を修正しました。

[ Ver.1.50 ]
機能改善/機能追加

※ 詳しくは、「 V-800HD 取扱説明書」の「バージョン 1.50 追加機能」および「 V-800HD リファレンス・マニュアル」をご覧ください。


  • 3G-SDI Level B に対応
    3G-SDI の Level B マッピング( 1080p 50Hz, 1080p 59.94Hz )に対応しました。
  • 入力映像同期
    SDI 入力信号をリファレンスとして V-800HD が同期動作することができます。
  • フィールド同期処理
    インターレースの入出力において、フィールドを一致させることができます。
  • AB スイッチング
    A / B スイッチング方式で操作することができます。
  • 入力映像 AUX 出力
    入力 CH の映像を AUX バスに送ることができます。
  • 読み込みパラメータ選択
    MEMORY ボタン操作によって読み出すパラメータを選択できます。
  • 自動記録
    現在の機器の状態を自動でメモリー 1-1 に書き込みます。次回起動時にメモリ 1-1 の内容が読み込まれ機器の状態が再現されます。
  • 出力の色調節幅の拡大
    出力の色調節幅が拡大しました。
  • クロマキー HUE 微調節機能追加
    従来、キー色は青または緑固定でしたが、色の微調節が可能になりました。
  • HDCP 非対応マルチ・ビュー・モニター対応
    マルチ・ビュー・モニターに HDCP 非対応のモニタが接続可能です。
  • バージョン表示
    System メニューでV-800HD のバージョンが確認できます。

[ Ver.1.02 ]
不具合修正
  • DVI 入力の色空間の検出方法に誤りがあった不具合を修正しました。
機能改善
  • インターレース映像の入力に対して、デインターレース処理の改善により、画質を向上しました。
  • マルチ・ビュー・モニターへの出力が DVI-D に対応しました。
    詳しくは、「マルチ・ビュー・モニターへの出力フォーマット選択」( V-800HD_ver102_add_j01.pdf )をご覧ください。

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